維持 【摂食障害⑨】
前回の続きになります。
42キロになって嬉しかった。
クラスの細い子よりも自分は細い。
クラスで1番体重が軽いと思った。
このままこの体重をキープしたいな
と思った。
でもここでまた前の食事に戻したら
絶対に太ってしまう。
だから同じ食事を続けるしかなかった。
季節は冬になり
毎日寒くて仕方ながない。
こんなに寒がりだったっけ...?
寒すぎて学校帰りにバス停から家までの
たった3分ほどの距離も歩けない。
母に泣きながら迎えにきてもらった。
そして体力がなくなり
ゆっくりしか歩けない。
いつもため息をついて
暗い表情をしていた。
クラスの違う友達に久々に玄関で会うと
めっちゃ痩せた??
と声をかけられた。
んー、ちょっとだけ痩せたよー
と作り笑顔で話した。
めっちゃ足細いよ?大丈夫?
と心配された。
でも細い子たくさんいるし
心配されるほどではないと
私は思っていた。