ワキガに気づいた時のこと 【ワキガ①】

私はワキガです。

父がワキガで遺伝しました。

気づいたのは小学6年生の時だったかな...

熱を測った後にふと体温計の匂いを嗅いだら

鉛筆の芯のような匂いがしたんです。

でもその時は

脇の匂いってこんな匂いなんだ

みんな脇はこの匂いがする

そう思っていたんです。

父からもこの匂いがしてたし

特別変な匂いだと思いませんでした。

あと、幼馴染のMちゃんからも同じ匂いがしてました。

ある日、私の母の車にMちゃんと乗っていました。

Mちゃんを降ろした後、母が言いました。

Mちゃんワキガだねー。

結構匂いするね〜かわいそうに。

ワキガ？？なにそれ？？

と私は思いましたがよくわからないので詳しく聞きませんでした。

私はこの時脇に近づくと少し臭う程度で

普段の生活では臭くないレベルだったようで

母は私もワキガだとは思ってなかったようです。

それからしばらく経って中学生になる頃には

普段の生活でも匂いが気になるようになってきました。

そして母に

脇汗の匂いが気になる

と話しました。

当時、周りのみんなも制汗スプレーなどを

学校に持ってきていたので

私も持って行ってました。

体育の後や、部活の後にシュー。

学校に行く前にもシューっとしてました。

それで少しは誤魔化せていましたが

緊張したりする時に嫌な匂いがする気がしました。

あと制服の下に着るVネックシャツを着ると

どうも変な匂いがする...

今の時代なら気になることがあるとすぐにスマホで検索できるけど

当時はケータイも持ってなかったし

家にパソコンもなかったので、それが何故なのかわかりませんでした。

なので母に相談したのです。

すると母は

ワキガだねー

と言って次の日ロールオンタイプの制汗剤を

買ってきてくれました。

8×4のピンク色のものでした。

「ワキガ」

がそういうことだというのに気づいたのはこの時です。

みんなの脇がこの匂いしてるわけじゃないんだ。

私は臭いんだ

とショックでした。